変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)
2023年11月27日
高齢者の抱える膝関節で最多の疾患と言われています。
膝関節の軟骨がすり減り、痛みや腫れが起こります。
膝以外にも股関節、脊椎(背骨)などに負荷がかかりやすい部位に生じやすいです。
症状が進むと屈曲拘縮を起こし膝がまっすぐ伸びなくなるが、関節リウマチのように関節破壊までは至らないことが多いです。
基本的には関節軟骨の老化によるものだが、肥満による体重増加によって発症が後押しされているケースも多く、遺伝的要因や、骨折や靭帯損傷の後遺症として発症することも指摘されています。
症状は、こういったものです。
●動き出すときや階段昇降時の膝の痛み
●正座・あぐら・膝の曲げ伸ばしなどが困難
●膝に水(関節液)が溜まる
●腫れ
●膿
●歩行困難
●筋力低下
●O脚
日常生活では、以下に注意しましょう。
・肥満は膝の負担となるため、減量が必要です
・水中歩行、散歩、ストレッチなどは、定期的に行うことで筋肉を強化し、腫脹を抑える効果があります
・大腿の筋肉や関節の動きをよくする体操を取り入れます
・温湿布や風呂、シャワーなどで加温することにより痛みが軽減します
・椅子、ベッド、洋式トイレの使用など膝に負担をかけない環境にします