レビー小体型認知症
2023年11月15日
レビー小体型認知症は、繰り返される具体的な幻視が特徴の認知症です。
全認知症のうち20%の割合を占めます。
大脳皮質の神経細胞にレビー小体と呼ばれる異常なたんぱく質が出現し、症状を呈します。
症状としては、記憶障害は軽度でパーキンソン症状や幻覚が目立ちます。
レビー小体が出現する原因は不明です。
発症は男性に比較的多く、緩やかに進行します。
症状の日内、週、月単位の変動が大きく、とくに問題なく過ごせる日や時間帯も存在します。
現在のところ根治の方法はなく、個々の症状に対して薬剤が投与されるが、薬に対する過敏性が高いのが本症の特徴でもあるため、慎重な処方が求められます。