誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)
2023年11月10日
高齢者の肺炎の多くは、誤嚥による肺炎といわれています。
誤嚥性肺炎は、細菌が唾液や胃液と共に肺に流れ込んで生じる肺炎です。
飲み込む力(嚥下機能)が低下した高齢者に多いです。
高齢者の肺炎の70%以上が誤嚥に関係しています。
再発を繰り返す特徴があり、それにより耐性菌が発生し、抗菌薬治療に抵抗性をもつことがあります。
そのため、優れた抗菌薬治療が開発されている現在でも治療困難なことが多く、高齢者の死亡原因となっています。
誤嚥性肺炎を予防するためには、飲み込みやすい調理の工夫や、食事の前に嚥下の状態を改善するための嚥下体操を行うことが大切です。
飲み込みやすくなる工夫としては、むせやすい液体にとろみをつける、嚥下の状態に応じて食事をきざみ食、ミキサー食、ペースト状などにします。
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施術でも、嚥下を意識した施術を取り入れていますので、ぜひ、ご利用ください。