糖尿病
2023年10月09日
「糖尿病」は、予備軍を含め、わが国では患者数2,000万にも及ぶ代謝性疾患です。
血糖を抑制する作用のあるインスリンが膵臓(すいぞう)から分泌されなくなったり、はたらき自体が衰えたり(インスリン抵抗性)することによって高血糖状態が持続する疾患です。
ウイルス感染などによるⅠ型糖尿病と、食生活や運動不足、肥満、加齢などが原因とされるⅡ型糖尿病に大別され(大半がⅡ型)、多様な合併症を引き起こします。
こんな症状に思い当たるところがあったら、お医者様にご相談を。
【初期症状】
自覚症状がほとんどない
【中期症状】
●多尿・頻尿
●喉の渇き(口渇)
●疲労感
●足がつる
●傷が治りにくい
●できものができやすい
【進行期症状】
●白内障
●手足の壊疽
●尿毒症(Ⅰ型)
●昏睡
●意識障害(Ⅱ型)
●糖尿病性網膜症
●糖尿病性神経障害
●糖尿病性腎症
主な治療法は、以下のとおり。
・薬物療法
インスリンの分泌を促したり、インスリン抵抗性を改善する薬剤、糖の吸収を阻害する薬剤などが用いられます。
・インスリン注射
Ⅰ型には必須。Ⅱ型の場合でも食事、運動で改善がみられなければ行います。
・運動療法
肥満の解消と血糖値の改善を目的とし、ウォーキングや水泳が選択されやすいです。
気になる症状があったら、早めにお医者様にご相談を!