肺炎(はいえん) がん、心疾患に続いて、65歳以上高齢者の死因の第3位
2023年10月27日
がん、心疾患に続いて、65歳以上高齢者の死因の第3位。
肺炎は、主に細菌やウイルスなどの病原微生物により肺が侵される病気です。
肺炎には、感染源を吸い込んで発病する「細菌性肺炎」「ウイルス性肺炎」「真菌性肺炎」などの感染性の肺炎と、「薬剤性肺炎」「アレルギー性肺炎」などの非感染性の肺炎などの複数あります。
風邪をひいた後に発病することが多く、加齢や疲労、体力の減少などによる免疫力の低下が原因です。
高齢者の場合、食べ物や唾液が誤って肺や気管に入って起こる誤嚥性肺炎も多いです。
症状は、
●高熱 ●せき ●たん ●呼吸困難 ●胸痛 ●倦怠感●食欲不振 ●悪寒 ●筋肉痛
●関節痛 ●頭痛
などです。
ご高齢の方は、以下に注意しましょう。
①高齢者は症状が出にくい。
微熱、元気がない、ぼんやりとした表情など、いつもとちがう様子がみられたら肺炎を疑い、すぐに医療機関に受診しましょう。
②高齢者が肺炎にかかると重篤な状態になりやすい。
ワクチンによる予防接種、手洗い、うがいなどをすすめて予防に努めましょう。
日常生活では、以下に注意しましょう。
・療養中は、十分な睡眠、消化のよい食事を摂り、免疫力を高めるように配慮しましょう
・室内は、適切な温度と湿度を保ち、また部屋の換気もしましょう
・重症化予防に、インフルエンザワクチンの接種が有効な場合もあります