ストレスがかかると免疫力は下がるのか?その2(鍼灸師 中山)
こんにちは
施術家の中山です🦅
前回は、ストレスと免疫力についてお話ししました。
とりわけコルチゾールというホルモンについてでした。
今日はストレスで出るコルチゾールと免疫力についての話続きをしていこうと思います。
コルチゾールは、天然のステロイドなのですが、人工のステロイド、つまりステロイドのお薬でも免疫力は下がります。
免疫力が一時的に下がった時などは風邪にかかりやすくなることは、周知の事実ですよね。
この風邪というものは実際はなかなか奥深いです。
命に関わらないレベルの風邪をひくこと自体が身体に悪いかと訊かれると、それがウイルス性であれ、私は単純に悪いものではないと思います。どちらかというと良い側面の方が多いと思います。
整体という言葉を作ったといっても過言ではない日本きっての治療家、野口晴哉さんは「風邪の効用」として風邪をひくことを大肯定している書籍があります。これは一般向け書籍の中でもなかなか名著だと私は思いますが、そのくらい風邪は奥深いものです。
ただ、良し悪しはともかく、ひとつ言えるのは、「風邪にいつも以上に罹りたくないタイミング」は誰にでもあると思います。
大事な行事の直前だったり、楽しみにしていることの前などはかかりたくないですよね。
また、もちろん風邪以外でも、免疫力が防御しているすべての病気に関しても、いつも以上に特に罹りたくないタイミングはありますよね。
そういう時で、普段の生活習慣で精神的なストレスが強い方は身体を一層ケアすることはもちろん有効です。
しかし同時に、ステロイド薬を使っている方などは、主治医のお医者さんに使用の有無をご相談されるのもいいかもしれません。
ステロイド薬を使ってはいけないなどというつもりは、私は一切いうつもりはありません。
ステロイドのお薬は治療したい病に効果的に使うと非常に切れ味よく、効きます。
また、やはり現在では広く使われているステロイドに似ているといわれるNSAIDs薬とも似ている部分もあれば似ていない部分もあると思います。
いずれにしてもステロイド薬はタイミングや身体の状態などを考えて使うと、より安全で、非常に効果的に使えると思います。
今日は、ステロイドのお薬が免疫力を下げるメカニズムがあるということを知っていただければと思います。
今日もお読みくださってありがとうございました🏵️🦅