優秀な課長さんを束ねる『部長さん』のような免疫細胞(鍼灸師 中山)
こんにちは
施術家の中山です。🦈
前回の続きから、今日は「制御性T細胞」(レギュレトリーT細胞、Tレグ)というものについてお話します。
これは特に、坂口志文さんという現役の研究者さんが著した一般向け書籍に、非常に素晴らしく分かりやすいものがあります。
そのためここでは、詳細ではなく、語弊を恐れずざっくりとイメージだけでもつけてくださればと思います。
免疫系のエリート部隊と一般的に呼ばれているものにリンパ球というものがあります。
T細胞とはそのリンパ球の一つです。
イメージとしては、一般的な細菌など以上に強い外敵に対しても、対応してやっつけるのがリンパ球です。
さて、少し話を違うところから話します。
例えばいろんな会社などで部長さんと課長さんっていらっしゃいますよね。
課長さんは原則として部長さんを統括する人がいますよね。
制御性T細胞とは、そういう部長さんだと思っていただければわかりやすいかもしれません。制御性T細胞以外の多くのリンパ球は、統括する部長さんの下にいる忠実で優秀な課長さんたちをみたいなイメージでもいいかもしれません。
ちなみに課長さんの下には、優秀な普通の社員さんも多くいると思います。
どの役職も実際は非常に重要です。
実際に詳細をしようとすると、B細胞からのIgEが~、肥満細胞からのヒスタミンが~、など専門用語が並んでやや複雑な説明になるので、
ここではざっくりとお話しします。
「アレルギーを起こすのは、リンパ球という極めて優秀な課長さんたちと、その課長さんたちが作ったもの」となんとなくイメージしてくださればと思います。
それのアレルギーを出す細胞を指揮、統括、抑制したりするのが、制御性T細胞という『部長さん』
というイメージだと分かりやすいかもしれません。(レギュレトリーT細胞、略してTレグと呼ばれていたりもします)
さて、ここまででも少し長くなりましたので、続きは次回にお話しますね。
今日もお読みくださってありがとうございました🌼🦈