医学の発展とお墓荒らししまくった学術的天才 (鍼灸師 中山)
2023年03月08日
こんにちは
施術家の中山です🐤
現代の病院の医学は、さかのぼると解剖学がベースのベースになっています。
東洋医学は生きた人の身体の変化を四季と重ね合わせその『時間の流れを動的に』見ていくのに対して
西洋から生まれた現代医学は解剖学が根底になっています。つまり、『亡くなった人の身体という空間を静的に』みる事で発展した医学です。
これは、「証」と「診断」の違いに如実に出ています。
どちらも弱点と優れた利点や特徴があります。
さて、難しい話はさておき、その亡くなった人の身体を研究するのに、一般的にみると異常なまでに熱心だった偉人によっていまの解剖学は作られました。
『ファブリカ』と呼ばれる解剖学の大革命的書を書いたヴェサリウスさんです。
ヴェサリウスさんのおかげで、今の病院の医学があるわけです。
ところで、今でさえ亡くなった方の御献体は非常に貴重なものですが、さてヴェサリウスさんはどうやって多くの御献体を手に入れたのでしょう?
なんと、ヴェサリウスさんは、お墓を掘り起こしまくって御献体を手に入れ、研究されていたようです。
日本は特に、医師やその研究者さんは非常に厳粛でフォーマルな雰囲気があります。
しかし、その根底となる土台はヴェサリウスさんが墓荒らしをやっていたおかげというのは、少し興味深く、人間臭さがあるようにも思えませんか?
今日もお読みくださってありがとうございました🌷🐤