こんにちは
施術家の中山です🐢
そもそもだけど、鍼は効くのということでお話ししてきました。
今までの喩えからみると、
まず世界地図で問題が起こっているところを特定する必要があります。
以前もお伝えしましたがツボは普段は発生しておらず、病んでいる時しか発生しません。
経絡反応も同じです。
鍼や灸の性格を熟知し、その特性を最も効果的に使えるのは、鍼や灸について2千年以上研究され続けた伝統的な手法だと私は個人的に思うので。
なので伝統的手法の鍼灸師の観点から述べると、見た感じの印象から即座に病んだツボを発見したり、脈や腹、舌や反応のあるツボなどをもとに病んでいる経絡を特定したりします。(望診、脈診、腹診、舌診などといいます)
もし経絡という言葉が嫌いであれば、西洋的に膜の連なりで病んでいるところ、と言ってもいいかもしれません。
病んでいる経絡を特定したら
つぎは「適切な形で」元気を与えること。
例えばニューヨークなりスエズ運河なりに、空からお金や物資を与えたいとしても、通貨も違えば、不足している物、喜ばれる物も違いますよね。
温かいものは充分にあるけれど冷たいものがない地域
冷たいものは充分にあるけれど温かいものはあまりない地域と違いがありますよね。
また、同じものでも、ドサッと一気に沢山の方だとあまり受け取れなかったりする人
(人というのは実際はツボのことです)
一気にドサッとこそがよかったりする人
逆に、少しずつだと足りなかったりする人、少しずつの方がしっかりと身に入っていく人となど、取り入れ方、喜ばれる形も人によって、その地域によって違いますよね。
これは、手が最適なのか、それとも鍼なのか灸なのか、場合によっては市販のホッカイロの方がよかったりするのか。
鍼だったら、太い鍼なのか細い鍼なのか、刺さない「てい鍼」と呼ばれる鍼なのか。
また、刺さない鍼だとその刺激量はどうなのか。強い圧なのか、撫でるのか、
刺す鍼だとどの向きで、どの深さでいくのか。
「それらの用法用量が適切であるかどうか」が「鍼は効くのか」ということを決めてきます。
少し長くなりました。続きはまた次回に書かせていただきますね。
今日もお読みくださってありがとうございました🏵️🐢