ツボの効果とそのメカニズム：陰包編 その２（鍼灸師 中山）
こんにちは
施術家の中山です🐝
前回に引き続き陰包というツボについてお話しします。
少し教科書的ではないかもしれませんが、ざっくばらんに私の体験をもとにお話しします。
この陰包というツボが呼吸の深さを上げるということに最初に気付いたのは、昔々、毎日週５で１２～１４時間くらい、ひたすら座りっぱなしのでパソコンを打ちっぱなしのデスクワークをしている時でした。
（この時間数を聞いて、多いと思う人も、全然多くないと思う人も、どちらも世の中には沢山いると思います。）
当時の私は、「医学」の知識は職業の経歴上あっても、東洋医学などの「医術」の知識はありませんでした。
そのため、今のように医術的なテクニックは皆無でしたので。そのくらいの時間、PCを打ちまくっていると、１日の最後の方は割とへとへとになり、呼吸もかなり浅くなります。もちろん血の流れも悪くなり、気持ちも相当下がっていました。
疲労がかなり蓄積していたのでなんとかしたいと思い、当時東洋医学のトの文字も知らない私は、市販のツボの本を買ってきて、有名な三陰交などツボを押していると、案外、呼吸がかなり楽になるなと気づきました。
知識がなくても、呼吸に合わせて上手に丁寧に押すと、素人でも案外ツボは上手に活用すると効果を表してくれます。（ただしテキトーなタイミングで、ただテキトーに押しても何も起きないとも思います。）
そうこうしているうちに、三陰交もいいけど、この辺は特に呼吸が楽になるというところを発見しました。
それが陰包というツボでした。
もっとも、そのツボが陰包というツボだったということは、それから何年か経って専門学校に入り直した時に、初めて知りました。
教科書などの文献で、陰包というツボが呼吸機能の改善など記してある文献は見たとこはありません。（もちろん、私が知っている範囲においてですが）
しかし、酸素飽和濃度などが慢性的に著しく下がっている方などは、この陰包穴などを活用すると明らかな再現性をもって、酸素飽和濃度が回復し安定してきます。
少なくとも、現時点での私は強くそう感じています。
多くの女性の方や、男性でもデスクワークを長時間やっていて、陰包というツボのところに強い圧痛がある方は、とてもおススメです。
次回は再び割と専門的に、なぜ陰包というツボが効くのかということを、私なりの視点からざっくばらんにお話ししたいと思います。
教科書的だったり、論文のような厳密な視点ではありません。
飽くまで私の独断と偏見と感覚ベースにですので（笑）
もしお読みになる方は、その点、ご了承くださいね。
今日もお読みくださってありがとうございました🍁🐝
